奇特な世界へようこそ~僕の思考回路~

僕ことURAKIが綴る目眩く思考・嗜好・そして志向の世界へようこそ。貴方にニッチな体験と出会いをお届けする そんな雑記をご賞味下さいm(_ _)m

『未知』を知る悦しみを識ろう  ~知的好奇心の勧め~

f:id:URAKI:20190209230605j:plain皆さん、これ何だか分かりますよね?
そう ニンテンドーDSです。
ニンテンドーはもちろん任天堂 では、DSって何かご存じでしょうか?
おそらく、殆どの皆さんは「そんなこと気にしたこともない」のかもしれません。
もちろん、「DS」が何なのか知らなくても、ゲームは楽しめますし 必要のない情報です。

ご存じのとおりこうしたアルファベットを並べた名称というのは、まず何かの略です。
このあたりは漢字などと違い一字では単なる記号にしか過ぎないアルファベットならではなのですが
、、、

因みに僕はこうした「何かの略語」に出会うと どうしても知りたいという気持ちが自然と湧いてくる人間なので 当然 把握しているわけですが

答えは「Double Screen」つまり二画面仕様   

 まさに、そのままですね。シンプルですが、言われるまで まず気付かないであろう この絶妙に計算された(のかは分かりませんが)感じが堪らないですね。
知り得たときの、あの脳の悦んでいる感覚、、
これが所謂「知的好奇心」が満たされた瞬間なんだと思うのです。

さて、この話を聞いて皆さんはどう感じたでしょうか
この話を聞いて、何かしら「脳が悦んでいる」と感じらたなら そんなあなたは知的好奇心が強いのでしょう。
中には、「それが何か?」「どうでもいい」「つまらない」と感じた方もいるでしょう。
万人が知的好奇心旺盛だとは思いませんし、それも一興だとは思いますが、、、

因みに先ほどの続きがありまして、
ニンテンドーDSの後継機 現行の3DSですが
これは 「3DIMENSION」 つまり三次元(3D)と
先述のDouble Screen を掛けた所謂 「ダブルネーム」だったりします。
ダブルネームというのは、本当に芸が細かくて大好きなんですが、
最近感じたのは、ガンダムシリーズの最新作※1
先月まで劇場公開されていた
機動戦士ガンダムNT」ですかね
ご存じの方も多いでしょうが、一応、、
NTは「ナラティブ」と読ませ、これは「物語」を意味するそうです。一方で例のガンダム作品には欠かせないあの「ニュータイプ」を掛けた まさにダブルネームなわけです。
また、この作品の基軸となっている作品※2「機動戦士ガンダムUC」自体も UC=ユニコーンと、ガンダムの世界観である時代を顕す「Universal
Century」を掛けた これまた本家までがダブルネームという なんともニクい構成になっているのです。


ここまで聞いて、さらに「面白い」と感じた方 その感覚忘れないで欲しいですね。

閑話休題

こうした知的好奇心を満たすことに貪欲な僕ですが、そもそも こうした知的好奇心というのは、「満ち足りた環境」からは中々生まれにくいのではないかなというのが、僕の常々考えてきたことなんです。
ここでいう「満ち足りた環境」とは 例えば いまこの現在の所謂「ネット社会」そのものともいえるかもしれません。
「調べたいことは何でもネットを介して大抵解決してしまう」 それが現代社会です。
その意味で、「未知を識るための環境」は十分に、満ち足りています。

そして、それが問題だと思うのです。
我々、昭和生まれ世代にとってのインターネットというのはあくまである程度成熟した年齢にて初めて身近になったツールです。
例えば僕が小学生の頃はPCは構ったことがあってもインターネットなど無縁でした。そんな時代、知りたいことを識るというのは、もう手段は限られていたわけです。それこそTVや新聞 ラジオ 辞書といった手段では解決しない「未知」も存在していましたし、それらの手段たるメディアも、基本的には受動的媒体(こちらから求め発信するのではなく与えられた情報の中から情報を得る)なので 知的好奇心を満たすには効率が悪い時代でした。それこそ、ずっと気になっていた未知な事が、たまたま雑誌の記事で、或いは偶然視たTV番組の情報で思わぬ形で解決した、、なんて経験も多々あります。
そんなアナログ時代を経験してきているからこそ
この万能機器であるインターネットを惜しみなく駆使してやろうという気持ちが生まれ易かったのではないかと思うのです。「足らない事を知っているからこそ満ち足りた環境の有り難さが身に染みた」世代ならではかもしれません。
ですからネット環境が整って、まず最初に調べたことといえば、ウルトラセブンの幻の第十二話について※3 とか、ドラクエ3(FC版)にて、魔法使いがヒャダインより先にマヒャドを習得するのは、仕様なのかバクなのか?※4 といった 内容だったはずですが、、 どれも小学生以来、長年抱えてきた疑問だったんですよね  それが、もうあっさり目の前の霧が晴れ渡るかのごとく 清清しく見事に消え去ったのですから
ネット環境は偉大だなぁと 今でも感じています。

さてまた閑話休題

では、逆に物心ついたときから、こうした満ち足りた環境が当たり前として育った世代にとってのネット環境意識というのは、どうなのでしょうか。
もちろん、自分はその世代ではないですから 推察でしか語れないわけですが、おそらく「空気のようなもの」なのではないかなと思うのです。
その上、未知でどうしようもない事態を抱え悶々と日々やり過ごす必要がなく その「空気」が解決してくれるわけですから
そこに知的好奇心というのは生まれにくいのではないかなと

誤解なきように言いますが、それが良い悪いではなく こういう時代だからこそ  知的好奇心を持つ機会というのは、自ら意識的に作り出さなければ ということを伝えたいのです。
環境や時代により考え方の傾向は変遷するものですが 是非 自分自身で知的好奇心を堪能してみることをお薦めします。
きっと悦しいですから





※1 2018年11月公開 ガンダムシリーズとしては29年ぶり、3作品目の「オリジナル劇場公開作品」で話題に ちなみにオリジナル劇場作品第一弾は1988年の機動戦士ガンダム逆襲のシャアであり、二作目は1991年公開機動戦士ガンダムF91 


※2 2010年から都市部劇場公開とメディア展開という形で製作された作品。宇宙世紀0096が舞台。NTはこの作品の後日談的位置づけらしい

※3 第十二話「遊星より愛を込めて」 諸事情あり 未だにDVDなどにも収録されていないエピソード。80年代当時、怪獣図鑑などにも第十一話「魔の山へ飛べ」の後に一言、「第十二話は永久欠番です。」の表記が定番。
永久欠番って言葉をこれで知りました、、

※4  ドラクエ3不遇呪文その一 また何れドラクエ記事にて詳説します。。